高校・大学入試のリスニング問題の大切さ

高校・大学入試のリスニングの問題の大切さを見落としていませんか?大学入試共通テストでは、リーディングとリスニングの点数の割合を1:1で換算する学校も増えています。リスニングの問題は単語や文法の難易度が比較的低いので、文を読めば理解できるのに聴きとれないから解答できないという、なんとももったいない現象が起きることが多いです。

この記事では、リスニング力アップが大きく期待できる「書き取り」について解説致します。リスニング力を上げる為には、正しい英語の発音を理解して、ターゲットとなるテストと同じ難易度の音声をたくさん聴く必要があります。しかし、ただ聞き流しているだけでは効果が期待できません。少し時間はかかりますが、「書き取り」練習の効果が高いです。以下の手順で練習してみましょう。

必要なもの:難易度が低く、スクリプトを読めば難なく理解できる音声教材。

※ 英検の過去問がおすすめです。理由としては、級でレベル分けされているので自身の英語力にあった教材が選びやすいからです。和訳も載っているので学習しやすく、1つの会話文の時間も短いので集中力が続きます

【手順】

①音声を集中して2~3回聴く。

②音声を途中で止めながら聴き、1語1句書き取る。この時聴き取れなかった箇所は、聴こえる通りにアルファベットで書いてみる。スペリングはそこまで気にしなくても良いです。あくまで聴き取ることに集中しましょう。

③すべての書き取りが終わってからスクリプトを読む。この時、聴き取れてなかったところに印をつけておく。

④音声を聴きながらスクリプトを読む。印を付けた箇所を重点的に聴き、発音練習をする。⑤音声を聴きながらスクリプトを音読する。難しかったら音声を一時停止しながら練習する。

⑥スクリプトを閉じて音声を聴く。聴き取れない箇所がないかを確認する。

※全て書きとるのは時間がかるので、難しい問題の理解できない箇所にしぼって書き取りをしても良いでしょう。


英会話においてもリスニングは重要です。会話を成立させる為にはまず相手が何を言っているのかを理解する必要があります。せっかく語彙を増やして文法を身につけていても、リスニングができなければコミュニケーションが取れませんよね。正しい英語の発音に慣れておくと、自身の発音も矯正することができます。聴きとれなかった箇所を書き取りをした教材は音声を聴きながらなんども音読&シャドーイングをして発音を体得しましょう。

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